【必見】こんなに違う!印刷方式の種類と用途まとめ
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みなさん、こんにちは!
今回は印刷物の中でも、冊子やパンフレットを作成する際に重要な「綴じ方(とじかた)」についてご説明いたします!
綴じ方とは、ページをまとめて冊子の状態にする方法のことです。普段はなかなか意識しないことだと思いますが、ページ数や用途によって最適な綴じ方があるのです。
前回、前々回と「用紙の種類」「用紙の厚さ」について解説しましたが、今回の「綴じ方」も重要なポイントなので、冊子や会社案内の作製に関わる方は、ぜひチェックしてください!
綴じ方の種類と用途
◆平綴じ製本
平綴じとは、表紙と裏表紙を針金(大きなホチキスのようなもの)で貫通させて綴じる方法です。
・メリット
全てのページを針金で綴じているため、強度は一番です。針金が出ていると危ないので、表紙でくるむようにして製本テープを巻いて隠すこともあります。また、料金が安く、仕上がりのスピードも比較的早いです。
・デメリット
ページを開いた時、内側が見にくくなってしまいます。ページ数が多い場合は、この点に注意してあらかじめデザインを考えましょう。
・用途
最も手軽な製本方法のひとつとされているので、少ないページの社内資料や会社案内、プレゼンの配布資料など簡易的な資料の印刷に利用されています。
◆無線綴じ製本
冊子の背中部分を、強力な“のり”で綴じる製本方式です。本文を表紙でくるむように巻き付けることから、「くるみ製本」とも呼ばれています。
・メリット
ページ数が大量の冊子に対応し、なおかつ見た目がキレイですっきりしています。
・デメリット
平綴じほどではありませんが、ページを開いた時、内側が見にくくなってしまいます。
・用途
出版物にも使用される本格的な製本方法ですので、報告書や論文、記念誌などにオススメです。
◆中綴じ製本
印刷した紙を重ね、折りたたんだ後に本の真中を針金で綴じる方式です。
・メリット
スッキリとした仕上がりで、キレイな見た目になります。ページをいっぱいまで広げることができるので、デザインもページの内側まで手がけることができます。
・デメリット
ページ数が増えると、冊子が膨らんでしまったり、絵柄がずれるなど仕上がりが悪くなってしまいます。そのため、ページ数が大量となる冊子にはあまり適していません。48ページ~64ページぐらいを上限に考えるといいでしょう。
・用途
ページいっぱいにデザインできるため、写真やイラストを多用したパンフレットに向いております。他にも会社案内、広報誌、雑誌、社内報、情報誌などにオススメです。
◆リング製本
ページに穴を開け、ワイヤーリングで綴じる方式です。
・メリット
360度開閉できるため、片手での読み書きが容易にできます。狭い場所や作業中での利用に適しています。
・デメリット
他の製本方式と比べると若干価格が高くなります。また、ページを強く引っ張ると、リングから外れやすいです。
・用途
片手で利用できるメリットから、セミナー資料やマニュアル、教材に適しています。また、卓上や壁掛けのカレンダーもおススメです。
いかがでしたでしょうか?他にもいろいろな綴じ方があるのですが、今回はメジャーな方法を紹介いたしました。ご興味がありましたら、印刷会社のホームページを覗いてみてください。
前回、前々回と印刷物を制作する際に重要なことを紹介いたしましたが、今回の記事も合わせてご参考にしていただければ幸いです。
それでは今回はこのあたりで!
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