ブランディングにおけるマンガの活用
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こんにちわ~トリヤマです。
ブランドイメージとマンガの活用について、考えてみることにしました。
きっかけは、こないだ街を歩いているときに発見した、大きなユニクロビル。
へ~こんなところに出来たんだ~・・・と思って眺めていると!
建物の壁面や、中の柱などに、マンガ風のPOPが描かれているじゃないですか!
商品名、価格がデカデカと書かれているのですが、それに対して「ドォォーン!」みたいな効果音と、集中線(↓こういうやつ)が描かれていたんですね。きっとパンフレットやカタログなども、同じようなテイストで統一しているんじゃないでしょうか?
そうか、ユニクロが持っている商品づくりのコンセプトや価格帯とかが、マンガが持ってるカジュアル感にピッタリなのか~。
ブランディングとは、企業イメージを形成するあらゆるもの・・・製品やサービスのデザイン、価格、素材、販促、販売方法、企業の活動や指針・・・が一貫性を持ってユーザーの目に届くことによって、効果を発揮するものです。
マンガを使った会社概要パンフレットを手渡されたら、「面白い企業」「若い企業」「チャレンジングな企業」のようなイメージを持ちやすいのではないでしょうか。少なくとも「カタそうな企業」「伝統的な企業」みたいなイメージは持たないんじゃないかと思います。
マンガを使った商品パンフレットを手渡されたら、「若者向けの商品なのかな」「親しみやすいな」みたいなイメージを持つと思います。
とまあこういう具合に、マンガは「わくわく」「大衆性」「親しみやすさ」などをブランドイメージとして醸成したい場合に使われることが多いですね。さすが大衆文化。
あるいは応用編で、すでにガチガチに真面目なブランドイメージが出来上がっている企業がマンガを使うと、「真面目だけど型にはハマっていない」「柔軟性がある」とかのイメージを与えることができる、というケースもあります。
ほかにも、高級でゴージャスなイメージのブランド企業がマンガを使えば、そのギャップによる強いインパクトで、さらにブランドイメージを強めることができますね。
マンガとは少し違いますが、似た事例として、アメリカの歌手レディ・ガガがキティちゃんをあしらった衣装でパフォーマンスしたことによってキティちゃんの存在がセレブ層に認知され、キティちゃんをセレクトしたレディ・ガガの株(ブランド)が上がりました。このときはさらに、セレブ層に知られたことによってキティちゃん自体もブランドイメージをこれまでにないステージまで引き上げることに成功したという、とってもユニークな事例ですね。
こうしたギャップを利用したブランドの向上というのは、もともとしっかりしたブランド基盤がないと上手くいかなかったり、成功させるためには高度なノウハウも必要なので、しっかりとした企画立案が不可欠になってきますので、要注意!
マンガが持っている普遍的な「大衆性」、それをブランドに対してストレートに生かすか、あるいは一ひねり入れてみるか、アイデア次第でいろんな可能性があるんですね!
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