【担当者必見】初めて小冊子をつくる人が知っておきたいポイント

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こんにちは~トリヤマです。

 

 

前回まで思い切り広告系の話に振ってしまったので、ちょっと今回はまた違った話をしてみようと思います。

 

今回は、ずばり冊子の作り方について!

 

冊子を作るとなると、悩むことが多々あると思います。

というのも、どんな工程を挟むのか、どれくらいの期間がかかるのか、中々想像し辛いでしょう。

 

また、デザイナーや印刷会社とやりとりをしていても、初校だのゲラだの面付けだの専門用語のオンパレード・・・。

 

そんなお悩みをお持ちの方、ご安心を!

今回は初めて冊子をつくる人でも分かりやすいように説明していきますので、大船に乗ったつもりでいてください(笑)

まずは基本的なセオリーや期間、注意ポイントなどをご紹介いたします! 

 

 

冊子制作はスケジュールを固めて着実に

 

まずはつくりたい冊子の発行日を決め、そこから逆算してスケジュールを組んでいきます。印刷や製本を印刷会社に発注する際などは、あらかじめ問い合わせておき印刷製本に必要な日数の目安を確認しておきましょう。部数やページ数によっても納期は異なってくるため、そうした情報が確定しているとより精度の高いスケジュールができます。

 

 

スケジュールに組み込むのは以下のような行程になります。

 

【1】企画会議 → 【2】台割・割付 → 【3】執筆依頼 → 【4】原稿入手 → 【5】デザイン → 【6】初校修正 → 【7】再校(ここで修正が多い場合には「三校」「四校」などとカウントしていく) → 【8】修正 → 【9】念校 → 【10】修正 → 【11】校了 → 【12】印刷・製本 → 【13】発行

 

 

こんなにたくさん! と思われました?(笑) けっこう大変ですよね。ひとつずつ確認してみましょう。

 

 

【1】企画会議

 

これが冊子づくりでは一番のキモになります。どんな冊子をつくるにせよ、企画は「読者に伝えたいことは何か」「読者が知りたいことは何か」「それをどんな切り口で見せていくか」「どんなアイデアを盛り込んで見せていくか」といった、冊子の内容の根幹に関わる部分になります。

 

 

自分がまっさらな読者になったつもりで、どんなことが書いてあれば面白く読めるか、興味を持てるかという視点を持って考えていく必要があります。

 

 

冊子制作の担当者が自分だけだという場合でも、1人で考えてしまうとどうしても独りよがりな内容になりがち。周囲の人たちに声をかけるなどして雑談のような感じで話してみたり、ブレインストーミングやディスカッションをするなどして、いろんな人の考えを足してアイデアを育てていくとよいでしょう。

 

 

【2】台割・割付

 

 

台割、ご存知でしょうか? 平たく言うと、冊子全体のページ割りのことです。各ページがどんなコーナーで、誰が記事を作成して・・・みたいな情報をまとめた表ですね。↓のは一例ですが、こんな感じでスケジュールと兼ねて台割を作成する場合もあります。これでその冊子の内容が一覧化できるようになります。

 

冊子作成に欠かせない台割

 

 

そして次は割付。

 

 

割付とは、誌面レイアウトのラフのようなものです。実際の誌面のどこにタイトルロゴが入り、見出しが入り、リード文や本文、写真やイラストがどのように配置されていくかというラフを書きます。これは手書きでザックリ書くことが多いですが、細かく計算して書いて必要な文字数などを割り出すこともあります。外部に執筆依頼をする際には、ある程度の文字量の目安を明示しておく必要があるため、この割付で文字数のメドが立てば依頼も丁寧になります。

 

 

【3】執筆依頼

 

これはつくる冊子によるのですが、多くの場合、自分一人だけでなく社内外の誰かに記事の執筆を依頼することになります。そのときには執筆依頼が必要ですね。

 

 

冊子に掲載するコーナーが多ければ多いほど、執筆依頼の件数は増えます。誰に何をいつまでに依頼したか、先述の台割をもとにきちんと進捗状況を管理するようにしましょう。

 

 

また、外部の方に執筆を依頼する際には事前の調整、事後の修正対応も考慮し、ゆとりのある期間を確保して依頼しましょう。依頼通りの納期で執筆が終えられないことや修正が何度も繰り返されることもあるかもしれませんが、依頼して書いていただいているということを忘れず執筆者を尊重した上で、きちんと進められるよう調整しましょう。

 

 

 

ちょっと長くなってきたので、今回はここまでです。

 冊子について、コンセプト設計や表現など、お悩みがありましたらお気軽にご相談ください。

 

⇒つづき【担当者必見】初めて小冊子をつくる人が知っておきたいポイント【2】

⇒つづき【担当者必見】初めて小冊子をつくる人が知っておきたいポイント【3】

 

 

それではまた次回!

 

 

 

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